3月20日 (水)  液肥灌注について

養液土耕の基本として灌水ムラは即生育ムラに繋がると言う
デメリットがあります
灌注する場合は出来るだけ大量の水で希釈して
混入した方が均一に散布できます
液肥を使う場合は常識ですが念のため灌水チューブの掃除も大切です

使い方として初期は薄くして徐々に濃くしていく方法と生育に応じた量の目安です
発芽初期は窒素系は不要ですが単体では吸収しにくい点から
少しだけ添加します(1000倍=圃場面積uに対して原液1cc)
燐酸系1000倍+窒素系少々(2000倍〜3000倍程度)
成分量は養分吸収量から換算して生育全体量を100として5〜10(発芽時)
初期終盤まで20
中期まで燐酸系500〜1000倍+窒素系500〜1000倍
換算量、生育全体量を100として20〜25
後期まで燐酸系250〜500倍+窒素系250〜500倍
換算量、生育全体量を100として50〜(2L3Lとなると増えます)
少しづつ様子を見ながら濃くしても構いません
上記は全国から寄せられた物も含め各種倍率テストの結果現状でのベスト値
今後多少の変更の可能性もありますがその都度報告します

徒長を防止したいときは上記の窒素系のみ半減させます
(完全に生殖成長に傾くと栄養成長側に傾きにくくなります 徒長時期でも相当楽になります)
上記倍率は栄養成長側に傾き順調に生育しますが当然若干軽くなります