6月25日 (水)  原油高と資源不足

昨年末に決定した施設強化に伴う設備投資も順調に進行していますが、パイプハウス鋼材および石油製品のビニール資材の高騰から、現在同等のものを調達した場合、費用的には非常に厳しいものとなり、まだ安価な時期に購入出来たことに感謝しています。

世界的なリン酸およびカリ材の資源不足の懸念から肥料原料輸出大国の中国、アメリカが輸出規制を行い不足に拍車を掛けています。先日、全農が7月から肥料を1.5倍〜2倍へ値上げすることを発表しました。全農が値上をすることにより他の販売店、メーカーも追従する事になります。実際リン酸の国際価格も従来の5倍に跳ね上がり値上も当然かと感じています。肥料を大量にストックしたところで限りがあり根本的な解決にはなりません。

機械化の現代農業は石油資源を切り離しての継続は不可能です。

資材の高騰は私たちの努力だけでの解決は困難であり、この状況が続けば離農が加速するものと思われます。自給率を上げるためにも今後の日本政府の対応に期待するしかありません

20080625-1.png